派生した集まり テーマ『価格と価値』
ある日、WEBデザイナー、アニヴァーサリープランナー、グラフィックデザイナーの3人がシェアオフィスである函館大三坂オフィスにいました。自然と会話が始まり、こんなことで困ってるとか、あんなのあったらいいねとか、別な職種の人ともっと出会いたいとか、皆好き勝手に意見を交換していました。
「そんな意見出てますけど、やってくださいよ金谷さん!」と
意見をまとめると、価格の決め方とか、モノやコトの価値ってどう決めるのか知りたいねということでした。それって『佐藤可士和』さんのような仕事している人なんじゃないかと考え、頭に浮かんだのが、最近FBでちらっと見た『小西鮮魚店』の小西さん。
家業を継ぐ前は東京でクリエイティブディレクタ―みたいな仕事してたな~と書いてあった。来てくれないか、アニヴァーサリープランナーの岡田さんが小西さんの奥様を知ってるからと奥様経由でご主人に聞いてもらったところ、二つ返事で『OK』をいただく。
そんな流れで小西さんに函館大三坂オフィスに来てもらい、各人の問題を少しでも和らげるべく6名で密に話し合った2時間。異業種交流の要素も取り入れ、新しい出会いもあった。
参加者はWEBやデザイン系に関わっている人がいいねとなり、集まったメンバーは
◎WEB系3人
3人はSNS上では知り合いだけど今回は初対面だと。面白い!(OFF会??)
※WEBはひとくくりと思ってたら、新築を建てるとき大工、建具、内装、塗装など様々なプロがいるのと同じでWEBも役割が違うこと始めて知りました。
◎アニヴァーサリープランナー
新しい仕事の形。人に喜びを提供している
◎色鉛筆ごり塗アーティスト
と小西さん。
話は、
鮮魚店を継だ時、社員3名だったが、今は10名に増え、売り上げも当時の5倍になっていった過程を事例をあげつつ細やかに皆に伝えた。
例えば、
極小ニシン(名前があったが失念)が取れるが、骨が多くて調理しずらく単価も安いし売れない、けれど食べるとおいしい。なんとか売りたい。(というよりも、おいしさを皆に知ってもらいたいというほうが正解かもしれない)
思考のプロセスとしては、
似たような魚で売れてるやつは?と考え、コハダを思いつく。
コハダも、骨が多くて調理師づらいが、旬がくると高い値段で売れるし人気がある。コハダを連想させるネーミングを考えつき(コハダの玄人向きの別な呼び名があるらしい)そのネーミングで売ったところ売れた。
美味しいその魚は売れなければただの廃棄物になる運命を小西さんは救ったと感じた。価値を知り、誰もがわかるような言葉を添えて安くではない価格とともにお客様に提示する。
これが、クリエイティブディレクターの仕事の一部のようです。
誰もがこのようなことができるわけではなく、だからこそ、クリエイティブディレクターという仕事があるんでしょうね。
でも、お客さんに感覚的にわかるような言葉を使うことは日々意識して行わなくてはいけないなと考えさせられました。
ほかにも、お父さんのとるしゃけ(マス?)は美味しいけど何故?とか
その価値を人にどうやって伝えようとか
信頼を得るため(リピートを獲得)にデメリットをしっかり伝えるとか、とか。
そんな会話の中で、色鉛筆ごり塗アーティスト ナダヤマミユさんのことが皆気になりだしました。
⤴この猫色鉛筆で書いてます。
どう書いてるかというと、まずは、題材になる絵の猫種、ギター、蝶を徹底的に調べ上げます(現代はネットで検索できるからありがたいと)。その中で選んだ題材をできるだけ忠実に表現します。色鉛筆で淡くではなく、ゴリゴリ、クレヨンのごとく丁寧に同じ色を重ねて仕上げていくそうです。
なので制作に入る前段階から絵を描く作業になり、キャンバスの大きさによってですが1週間や6か月かかるものもあるそうです。
そんなストーリーを聞いた皆は、この絵の価値やかかった時間を考えると安くても1枚30万円とか100万円とかだよね。ということになりました。
さて、、
本当にその値段で売れるのか!!
今回集まった一人一人の函館人の力で、もし、ナダヤマミユの価値を世界にわかってもらえる仕事ができたなら、これはもう、立派な、函館発の価値創造集団のビジネスとして、カンブリア宮殿にお誘いされちゃう!!そして、函館で起業したい人が増える!!西部地区に住む人が増える、と。
妄想、妄想。
誰もが、函館の持つ潜在能力を感じつつ、だれもが、もがいている状態を脱したいですね。そうしたい。。
途中、お菓子を添えました。
リラックスしながら、真剣に話すっていいですね。
また、やりたいこの企画
イメージコネクト合同会社 代表 金谷 貴明